今回はこんな疑問・悩みに答えていきます。
目次
石鹸シャンプーの選び方を知りたい!
市販のシャンプーに疑問や問題を感じている方なら、石鹸シャンプーが気になっているのではないでしょうか。
できるだけ最初から自分に合ったベストな商品をチョイスしたいもの。とは言え種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、あなたにピッタリの石鹸シャンプーを選ぶガイドをいたします。シャンプーは肌質によって相性があるもの。他の人が口コミで良いと言っていても、あなたには合わない可能性もあるんですね。
少しだけ結論を言えば、「使いやすいものを選ぶのが一番」ということです。
それではまいりましょう!
石鹸シャンプーの選び方は?
石鹸といっても種類がいろいろです。どんな特徴があるのか、メリット・デメリットも含めて確認していきましょう。
液体と固体がある
まず、石鹸には2種類(液体と固体)があります。
液体はボトルに入ったポンプ式のもの。
普段よく使っているような市販のシャンプーと見た目は何ら変わらないので、使いやすいのがメリットです。カリ石鹸素地がすでに水で薄められているので、泡立ちやすく使いやすいと言えるでしょう。
次に固形石鹸です。
「固形石鹸で髪を洗うなんて…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構使っている人も多いんですよ。
基本的には洗浄力にそれほど差はないので、どれを使っても問題ありません。しかし、石鹸で髪を洗うとどうしても洗い上がりがギシギシときしんでしまうもの。
そこで、中には髪を洗う用のシャンプー専用固形石鹸なんてものもあります。こちらは保湿成分がたくさん配合されていて、髪の毛のきしみも少ないのが特徴です。
無添加系と保湿系があります
石鹸シャンプーを使ってみたい方の多くは、市販のシャンプーに含まれている「あまり良くない成分」が気になっているかと思います。
なのでどうしても無添加系の石鹸に目がいくもの。とはいえ、無添加系の石鹸は髪の毛がかなりきしみます。
というのも無添加石鹸はその名の通り、洗浄成分しか入っていません。
髪の毛や頭皮の皮脂汚れは強力に落としてくれるのですが、摩擦を抑えるための潤滑剤（保湿成分やシリコンなど）が全く入っていないため、洗い上がりがキシキシしてしまうんですね。
このきしみが「さっぱり感があって好き」ということであれば無添加石鹸が向いていると思います。ですがなるべくきしまないほうが嬉しいと言う方は保湿成分多めのものがオススメ。
こちらはヒアルロン酸やグリセリンなど髪の水分を保ってくれるうるおい成分が配合されています。髪の毛同士の摩擦を減らしてくれる効果もあるので、乾燥や髪の傷みが気になっている方は保湿系の石けんを使ってみると良いでしょう。
※敏感肌やアレルギー体質の方であれば無添加系の石鹸がお勧めです。髪の毛のきしみを軽減させる方法は記事の後半でお伝えしています。
肌質によって向き不向きがあります
そもそもの話になってしまいますが、石鹸シャンプーは肌質によって向き不向きがあります。
向いているのは敏感肌の方やオイリー肌の方。逆に向いていないのは乾燥肌の方です。
どうして乾燥肌にお勧めしないかと言うと、石鹸シャンプーは洗浄力が高いから。下手をすると頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまうため、乾燥してフケやかゆみの原因になることがあります。
ですので、「乾燥肌なんだけど、どうしても石鹸シャンプーを使ってみたいなー…」と言う方はアミノ酸洗浄成分と混ざっているものから試してみるといいと思います。
アミノ酸シャンプーは洗浄力が優しいので、皮脂の落としすぎを防いで頭皮のバリア機能を保ってくれます。こちらは逆に脂性肌の方だと洗浄力が物足りないのですが、その分乾燥肌向きと言えるでしょう。
泡立ちの良いものがオススメ
先ほどもちらっと触れましたが、石鹸シャンプーは髪の毛と頭皮に「石鹸カス」が残りやすいです。
石鹸カスが残ると髪の毛がバサバサの感触になってしまいますし、蓄積すると雑菌繁殖とニオイの原因になります。
なので石鹸成分を念入りにすすぐ必要があるのですが、すすぎを楽にするためには泡立ちの良さが重要です。石鹸シャンプーを使うなら、泡立てが簡単なものを選んで石鹸カスを防ぐと良いでしょう。
次はオススメの石鹸シャンプーを紹介するわね!
お勧めの石鹸シャンプーはコレ！
石鹸シャンプーの選び方がわかったところで、次はオススメの商品を紹介していきます。
肌質や固形、液体などタイプ別に人気のあるものをチョイスしてきましたので、ここにあるものを選んでおけばとりあえず大きな失敗はありません。
ZACC ボタニカルスカルプシャンプー
ZACC（ザック）スカルプシャンプーは石鹸成分とアミノ酸成分を両方使っている、「いいとこ取り」のシャンプーです。
ちなみにZACCは東京の表参道に構え、カリスマ美容師を多数抱えるサロン。つまり美容のプロが開発して世に出しているシャンプーということですね。
アミノ酸シャンプーだけではどうしても洗い残しが出てしまったり、毛穴の皮脂が多めの男性にはちょっと向いていない、というデメリットがありました。
そのアミノ酸シャンプーの柔らかさに石鹸成分をプラスして、バランスの良さを実現しています。
もちろんシリコンは入っておらず、スカルプ（頭皮）ケアに重点を置いているのもポイント。肌荒れをおさえるグリチルリチン酸ジカリウムやビワ葉エキスといった天然由来の成分を配合して頭皮環境を整えます。また、カラーリング（ヘアカラー）やパーマのもちの良さにも定評があります。
他の商品と比較してちょっと値が張りますが、「頭皮の乾燥や髪のパサつきが最近気になっている」ということであればこちらのシャンプーを使ってみる価値はあるでしょう。
ミヨシ無添加石鹸シャンプー
「無添加石鹸といえばミヨシ」というイメージも強いと思います。ミヨシの石鹸シャンプーは配合成分がたったの2つ。
・水
・カリ石鹸素地
防腐剤も香料もフリーとなっていて、「いっさい余分なものを使いたくない」という徹底派の方におすすめです。
泡立ち、泡持ちがともに良く、すっきりすすげて比較的きしみも少なめ。
ちなみに石鹸の原料となっているのはインドネシア産のパーム（ヤシの実）油脂とのことで、自然の素材から作られた肌に優しいせっけんシャンプーです。
また、同じ系統としてはシャボン玉の無添加せっけんシャンプー泡タイプもおすすめです。
刺激のある成分が入っていないので、髪だけでなく洗顔料やボディソープとしても使えます。
「顔や全身まで一つのアイテムで済ませたい」
「子供がいるから安心なものが欲しい」
という方に合っているでしょう。ミヨシもシャボン玉も、ドラッグストアで気軽に購入できるのも大きな魅力です。
サボンモーヴ
「固形石鹸がいい」という方におすすめしたいのはサボンモーヴ。髪を洗う専用の固形石鹸で、これまでにない発想の石鹸シャンプーということで話題になりました。
フランスの化粧品展示会では大賞を受賞したこともある、実力派のアイテムです。
もちろんただの石鹸ではなく、レッドクレイ（泥）の吸着力により皮脂をさっぱりと洗い流し、ブドウ由来のポリフェノールも配合。海藻由来の保湿成分も入っています。
育毛美容液の”カンテサンス”とセットで使って、もちは約１ヶ月ほど。て頭皮や髪の毛のエイジングケアをはじめるにはぴったりの商品です。
アレッポ石鹸
「きしみOK！とにかくがっつり汚れを落としたい」という方におすすめなのはアレッポの固形石鹸です。
独特のオリエンタルな香りがファンにはたまらない、という声も。
おしゃれな外観もポイントで、シンプル派だけど使うものにはこだわりを持ちたい方に使って欲しい一品です。
迷ったら使いやすいものを選ぼう
髪を洗うのにおすすめの石鹸を4つ紹介しましたが、「それでも迷ってしまう…」という方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は、ぜひ「使いやすさ」で選んでみてください。
繰り返しになりますが、石鹸シャンプーは独特のきしみがあります。今まで使ってきた普通のシャンプーとは使い心地がまったく別のものなので、なかなか続けられないという人も。
ですがすぐに諦めず、ちょっと我慢して使い続けることも重要です。というのも、髪質改善には時間がかかるからです。
石鹸シャンプーは基本的にノンシリコンなので、よくも悪くも髪の毛のダメージ状態がダイレクトに出ます。なので使い始めは
「なにこれ、ヘアスタイルが全然まとまらない!」
と思うこともあるかと思いますが、石鹸シャンプーを使い続けていくうちにしなやかで艶のある髪の毛に戻っていくはず。
そこで継続するためコツはなんといっても使いやすさです。できるだけ違和感が少なく、いつものシャンプーと近い感覚で使えるものを選びたいものですね。
そういった意味では、固形の無添加石鹸などは比較的ベテラン向け。クエン酸リンスでアルカリを中和させたり、シャンプー前のブラッシングが欠かせなかったりと、何かと手間がかかることも多いです。
ですので迷った場合はZACCのスカルプシャンプーをおすすめします。
・使いやすい液体タイプ
・アミノ酸配合で洗浄力も穏やか
・保湿成分やヘアケア成分配合
肌質と髪質を選ばずに、満足感のある洗い上がりが得られるシャンプーといえるでしょう。
酸性リンスでアルカリ性を中和しよう
石けんシャンプーの後は酸性のリンスを使用すると良いでしょう。
というのも、石けんの成分はアルカリ性。髪の毛のキューティクルを開いてしまうので髪が傷んでしまいます。水分が抜けて蒸発してしまうので、バサバサヘアーになってしまうんですね。
酸性のリンスを仕上げに使用すれば、髪と頭皮を弱酸性に戻してあげることができます。これできしみが解消されるのと、髪の毛もしっとりした美しさを保つことができます。
よく使われるのはクエン酸リンス。
市販のクエン酸を洗面器のお湯に溶かして使う方法ですが、手間をかけてもかまわないならコスパが良いのでおすすめです。
「面倒だな…」という場合は石けんシャンプー専用のリンスを使えばOK。
シャンプーとセットになって販売されていることも多いので、こちらもあわせてチェックしておきましょう。
ヘアオイルやアウトバストリートメントを使うとさらにgood
石鹸シャンプーやノンシリコンのシャンプーは髪の毛をコーティングする効果はないので、素のままの状態をさらすことになります。
となると髪の毛は、紫外線をまともに受けたり摩擦による刺激を受けたり、傷みやすくなってしまう可能性もあります。
それを防いでくれるのがヘアオイルやアウトバストリートメントです。オイル成分は髪の毛に潤いを与えてなめらかにし、洗い流さないトリートメントは紫外線をカットしてくれる効果も期待できます。
石鹸シャンプーは頭皮に優しいですが、髪がパサついてしまっては残念ですよね。この辺のアフターケアもしっかり行っていきましょう。
まとめ
今回は石鹸シャンプーの選び方について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
市販の量産シャンプーと比べて、石鹸シャンプーはシンプルで余分な刺激成分がはいっていないのがメリット。
ぜひあなたにピッタリの石鹸シャンプーを探して、健康な頭皮と髪の毛を手に入れてください。
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