このような疑問が多いと思うので、今回答えていきます。
目次
牛乳石鹸で髪を洗って大丈夫?
牛乳石鹸、いわゆる「カウブランド」はその歴史も古く、たくさんの人に愛されている石鹸のブランドですよね。
そこで、市販のシャンプーに疑問を感じている方やシンプル生活を目指すミニマリストの方であれば、
「牛乳石鹸で髪も洗っちゃダメなのかな?」
こんなふうに思うことがあると思います。でもその一方で、
「髪に良くないかな…傷んじゃう?」
「ハゲたりしない?」
「世の中の人はどのくらい使ってるのかしら」
なんていうのも気になりますよね。
そこで今回は、牛乳石鹸で髪を洗うメリットやデメリット、 世間の口コミなどをまとめてみました。
結論を言えば、牛乳石鹸でシャンプーしたからといって抜け毛が増えたり頭がはげることはありません。
ただ、シャンプーのやり方を間違えると バサバサヘアーになる可能性も高いです。
つまり牛乳石鹸は使い方にちょっとしたコツがあるということ。
今回はそこまでお伝えしているので、是非参考にしてくださいね。
牛乳石鹸とは?
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あなたが思っている牛乳石鹸は赤色、青色どちらですか?
そう、牛乳石鹸は2種類あります。
この商品は1928年(昭和3年)に大阪で発売されましたが、 最初は赤箱だけだったそうです。ミルクバター(乳脂)が原料として使われていて、その使い心地の良さからすぐに人気商品となり、のちに青箱を発表。
この二つの違いを簡単に言うと、「しっとり系が赤箱・さっぱり系が青箱」ということになります。
しっとり赤箱 | さっぱり青箱 |
100g | 85g |
石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na | 石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na |
※スクワランはサメの肝油から取られる保湿成分です。
ちなみに使用感の違いについてはカウブランド公式サイトに記載がありました。
出典:https://www.cow-soap.co.jp/
牛乳石鹸でシャンプーしてる人は意外にけっこう多い
シャンプーの成分が「ヤバイ!!」ってことで、牛乳石鹸で頭洗う日々^^;
特にシャンプーと変わんないね。
シャンプーじゃないといけない理由ってなんだ?ってなる— さいと@アニメとポテチとコーラの民 (@rezeroryzen7) 2019年1月19日
毛根にゴミ詰まる可能性あるのでいいシャンプー使ってください
ちなみに自分は牛乳石鹸です #peing #質問箱 https://t.co/gbyoOUpxCG— くれぽん (@kurepon_tigers) 2019年1月19日
荒治療みたいなもんだけど、時々固形石鹸(牛乳石鹸)でシャンプーするよ。もちろんその後のトリートメントや洗い流さないオイルトリートメントを念入りにするけど。髪がリセットされてとてもまとまる気がする。超オリジナルなので保証はしない。
— みさ (@Misa5034) 2019年1月16日
あ、後染色したあとの髪の毛とか齧らせたり舐めさせたりするのも危ないですね。
あとはシャンプーの種類によっても危ないものもあるかもしれません。僕はよそに行く時以外は牛乳石鹸で頭洗ってます。
— 毬藻鶏 動物㌠ (@marimokkei) 2018年9月26日
髪は石鹸で洗うとすこしパサつく
だけど泡立ちが良いから気に入いっている牛乳石鹸は特に好き— まぁにゃん (@te_mishiki) 2017年11月13日
←この20年くらい髪も身体も牛乳石鹸で洗う派。
— 好きのしるしのkiss (@rexit) 2015年8月7日
牛乳石鹸で髪を洗うメリット
実際に牛乳石鹸で髪を洗うとどんなメリットがあるのでしょうか?こちらにまとめてみました。
アイテムが減って浴室がすっきり
髪の毛も含めて全身を牛乳石鹸で洗ってしまえばシャンプーが必要なくなります。
浴室のアイテムが 、スッキリ広々とスペースを使うことができますね。
赤ちゃんにも使えるから安心
牛乳石鹸は市販の量産シャンプーと違って合成界面活性剤(ラウリル硫酸系、ラウレス硫酸系など)を使っていません。
お肌が敏感な赤ちゃんにも使える優しい洗浄剤なので、家族全員が安心して使えるメリットがあります。
使い続けると髪質改善にも
石鹸シャンプーは使い始めはギシギシした感覚に慣れる必要がありますが、使い続けることで髪に自然なコシが戻ってきます。
ノンシリコンなので、髪の毛をコーティングすることでツルツル・サラサラという感じにはなりませんが、ふんわりとした健康的なボリュームを求める人には向いているでしょう。
頭皮環境も良くなって育毛効果が?
市販の量酸シャンプーが頭皮に合わなくて肌荒れを起こしてしまっている場合があると思います。
ここをお肌に優しい牛乳石鹸に変えれば、頭皮環境が改善する可能性は高いです。
頭皮環境が良くなれば元気な髪の毛がすくすくと育つことにもつながります。本来の生える・伸びる力がよみがってくるという意味で、間接的な育毛効果が期待できますね。
牛乳石鹸で髪を洗うときの注意点(3つ)
牛乳石鹸でのシャンプーはそれなりにメリットがありそうですね。
ただ、使い方に注意しなければいけません。そのポイントは3つあります。
- クエン酸リンスは絶対必要
- 石鹸カスの凝りに注意
- 泡立ちはそんなに良くない
順番に解説していきましょう。
クエン酸リンスは絶対必要
これは牛乳石鹸に限りませんが、石鹸でシャンプーすると髪がギシギシします。ドライヤーで乾かした後もパサパサになったりしてしまいますね。
これは石鹸がアルカリ性だから。髪の表面はキューティクルが鱗のように重なり合っていて、これが髪を守ってくれています。アルカリはこのキューティクルの重なりを開いてしまうので、そのままにしておくと髪がパサついて乾燥してしまうんですね。
だから石鹸シャンプーの後は髪を弱酸性に戻す必要が中和する必要があります。
そこで必要になるのがクエン酸。クエン酸はあまり馴染みがないかもしれませんが、スーパーやドラッグストアで市販されているものでOKです。洗面器一杯のお湯に対してスプーン一杯程度のクエン酸を溶かし、これで髪を流して仕上げます。(クエン酸はお酢でも代用できます。)
もしも面倒であれば石鹸シャンプー用のリンスを使うのもありです。
石鹸カス残りに注意
石鹸成分はシャンプーと違って、カスとして髪に残りやすい特性があります。石鹸成分が髪に残るとギシギシ、パサパサの質感になり摩擦によって痛んでしまいます。
さらに乾かした後は石鹸カスがフケのように見えてしまって、不衛生な印象を与えることにも。
これを防ぐためには、石鹸を先によく泡立ててから使うのがポイントです。固形のまま髪にこすり付けて泡立てるのはお勧めしません。
すすぎにも時間をかけましょう。目安としては洗う時間の3倍かけてすすぐと良いです。
シャンプーブラシを使ってすすげば、髪を細かくほぐしながら流せるのでカスが残りにくいのでおすすめです。
泡立ちはあまり良くない
牛乳石鹸は手洗い用や体を洗う用としては十分に泡立ちますが、市販のシャンプーと比べると泡立ちが控えめです。
十分に泡立たないと洗髪中に摩擦がおこり、髪が抜けてしまうこともあります。
よく泡立てるコツとしては、シャンプー前の予洗いを十分に行いましょう。頭皮の汚れや余分な皮脂はお湯で洗うだけでもかなり落ちます。あらかじめある程度汚れを落としておけばふんわりと豊かに泡立つので、すすぎも楽になります。
石鹸をつける前に、ぜひ念入りに湯シャンしてみてくださいね。
また、泡立てネットなどのツールを使うのもよいでしょう。オススメは専用の泡だて器です。
マイクロバブルフォーマー あわわ プレシャス ホワイト(1コ入)
これを使えば誰でも簡単にもこもこの濃密な泡を作ることができます。安いものなら100円ショップにも売っているので、買い物ののついでに入手しておいてみては?
自分の髪との相性を見極めることが大切
石鹸シャンプーは合う合わないがあります。
基本的には石鹸シャンプーはいちど始めたら長く続ける必要がありますが、とはいえ明らかに自分の髪質に合っていないようなら逆効果。頭皮がベタベタになってしまう、髪がゴワゴワでまったくヘアスタイルがまとまらない、といった場合は違う方法で髪を洗いましょう。
ちなみに石鹸シャンプーが合っているのは敏感肌の方と姿勢肌(オイリー肌)の方です。石鹸はそれなりに洗浄力が強いため、乾燥肌の方が使ってしまうと皮脂を根こそぎ落とすことになり、頭皮が乾燥して浮気やかゆみの原因になる可能性も。
このような場合はより洗浄力が控えめで髪や頭皮に優しいアミノ酸シャンプーがおすすめです。ちょっと値段が高いですが、本来の髪の状態を取り戻して生き生きとしたコシのある質感を楽しみたいのであれば、アミノ酸シャンプーを使ってみてくださいね。
牛乳石鹸よりもシャンプーに適した石鹸がある
牛乳石鹸は安いですし自宅に大量にストックされていることも多いですよね。だからこそ「シャンプーとして使えないかな?という考えになるのはとてもよくわかります。
でも、髪を洗うならもっとシャンプーに適した石鹸を使ってみるのもオススメです。
中には「髪を洗う専用の固形石鹸」という商品もあるんですよ。
サボンモーヴ
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サボンモーヴはフランスの化粧品展示会で大賞を受賞したことのある「シャンプー専用固形石鹸」です。この新発想の石鹸は非常に話題となり、コスメ専門家の間でも絶賛の声が多かったインパクトのある商品。
レッドクレイ(泥)の吸着力で汚れをつかみ、すっきりと洗い流すことができます。海藻由来の保湿成分がたっぷり含まれているのが特徴で、石鹸特有のきしみ感があまりないのも嬉しいところ。
抗酸化作用の強いポリフェノール配合で、頭皮のエイジングケアにもぴったりです。
もちろんノンシリコン。髪の毛本来のしなやかで美しい感触を楽しみたい方は使ってみてください。
アレッポ
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石鹸シャンプー派の女性に広く支持されているのはアレッポの石鹸です。ちょっときしみは強く感じますが、心地よい香りとしっかり汚れが落ちている感触が人気の理由。
「市販のシリコンシャンプーのヌルヌル感に嫌気がさしている…」こんな方には合っていますし、石鹸シャンプー上級者向けでもあります。
見た目もおしゃれなので、浴室の雰囲気がワンランクアップすること間違いなしです。
アレッポとよく似た雰囲気で、オリエンタルなデザインの石鹸がお好きなら「マルセイユ石鹸」もオススメです。
オリーブオイルを主原料として作られており、お肌との相性が良いタイプ。ちょっと独特の香りがしますが、無添加系の石鹸の中では比較的泡立ちが良いのもシャンプー向きと言えるでしょう。
ミヨシ無添加石鹸シャンプー
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無添加石鹸で有名なミヨシですが、シャンプー専用の商品も取り扱っています。こちらは固形石鹸ではありませんが、液体ポンプ式で簡単に泡立つためビギナー向けと言えるでしょう。
同じシリーズのトリートメントとセットで購入すればクエン酸リンスの手間も省けてより使いやすいです。
なんといっても無添加石鹸は「安心、安全」が1番のメリット。小さいお子さんがいるご家庭にはお勧めしたい商品です。
ソンバーユ 馬油シャンプー
馬油で有名なソンバーユから発売されているシャンプー。
その名の通り馬油から作られている石鹸シャンプーで、添加物も少なめの安心感がある商品です。98%が純石鹸成分で作られているので、洗顔やボディーソープとしても使うことができます。
ふわっと立ち上がりよく仕上がるのが特徴で、髪が細くてべったりしてしまう方にはお勧めです。
こちらも専用の弱酸性リンスがあるので、セットで使ってみると良いでしょう。
まとめ
牛乳石鹸で髪を洗うことやお勧めの石鹸等についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
髪の毛は女性にとってとても大切な魅力ポイントなので、自分に合った最適な商品を使いたいですよね。
石鹸も髪を洗うためのツールとしては使い道としてありだと思います。「白髪予防にも効果的」なんて噂もあるので、エイジングケアを始めたい方は試す価値があるのではないでしょうか?