アミノ酸シャンプーのメリット・デメリットは?

アミノ酸シャンプーのメリットデメリット

アミノ酸シャンプーは髪と頭皮に優しい

アミノ酸系シャンプーという言葉を見聞きしたことがあっても、それがどのような種類がわからなければ、試してみようという気にはならないかもしれません。
また、アミノ酸系シャンプーは全般的に価格が高価であるため、それを理由に購入を控えているという方も多いことでしょう。

しかし、頭皮や髪に優しいシャンプーを選びたいのなら、イチオシでおすすめしたいのがアミノ酸系シャンプーなのです。
とはいえ、アミノ酸系シャンプーは合う人と合わない人がいます。
また、アミノ酸系シャンプーはいいとこ取りをしたメリットだらけのシャンプーではなく、デメリットもあります。
それでは、アミノ酸系シャンプーのメリットやデメリットを中心にお話しを進めていくことにしましょう。

アミノ酸シャンプーの前に…市販の石油系シャンプーは良くないです

シャンプーにはさまざまな種類があり、価格が安価で市場に多く出回っているのが高級アルコー系に分類されるシャンプーです。
このシャンプーには、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなど、お肌への刺激が比較的弱い界面活性剤が配合されているという特徴があります。

しかし、ここでひとつ注意しなくてはならないことがあります。それは、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naはアルコール分子中の炭素が6種類以上含まれている種類をいい、石油系界面活性剤配合のシャンプーに分類されるということです。

「高級」と名がつくと優れた成分を配合したシャンプーのように誤解してしまうことがあるかもしれませんが、それは間違いです。高級アルコール系シャンプーの高級とは、含まれている炭素が多いアルコールを含有しているという意味です。

つまり、実際には頭皮や髪に良いシャンプーではなく、強い洗浄力を持ち、肌質や髪質によってはアルコール成分によるアレルギーへ反応が現れる可能性があるシャンプーだということです。

高級アルコール系シャンプーは量産できるため、全般的に安価な価格設定になっているというメリットはあります。しかし、頭皮や髪の健康、アレルギーの不安を抱えたくないのなら、なるべく選ばないほうが良い種類だといえるでしょう。

アミノ酸シャンプーって何?

それでは、アミノ酸系シャンプーとはどのようなシャンプーなのか、特徴についてざっとご紹介しておくことにしましょう。

アミノ酸系シャンプーの特徴とは?

強い洗浄成分が配合されていない製品が大半を占めているため、どの製品をとっても高級アルコール系シャンプーよりも低刺激性という特徴があります。
つまり、敏感肌の方でも頭皮のトラブルに見舞われるリスクを軽減させながら、頭皮や髪の汚れを落とすことができるということです。

また、髪への吸着性が高く、なおかつ髪のダメージ修復効果を期待できるため、しっとりとした洗い上がりを楽しむことができるでしょう。

配合成分について

アミノ酸系成分のココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNaなどを界面活性剤として配合しています。
これは天然由来の成分であるため、石油系界面活性剤のようなアレルギーの心配がほぼないという特徴があります。

アミノ酸シャンプーのメリット・デメリット

それでは、もう少し詳しくアミノ酸系シャンプーのメリットやデメリットについてご紹介しておくことにしましょう。

メリット

ここまででご紹介してきましたが、アミノ酸系シャンプーに配合されている界面活性剤は天然由来成分であるため、頭皮や髪のトラブルが起こりにくいというメリットがあります。
アミノ酸はタンパク質成分に分類されるため、髪の主成分であるタンパク質・ケラチンとの馴染みが良く、シャンプー時やシャンプー後には髪がきしむことがありません。
また、頭皮の皮脂を必要以上にとりすぎないため、頭皮が乾燥する心配がないというメリットもあります。

デメリット

アミノ酸系界面活性剤の特徴として挙げられるのは、合成界面活性剤よりも洗浄力が劣るということです。それにより、過剰に分泌された皮脂を落としきれないことがあります。
また、アミノ酸成分は髪に吸着しやすい分、洗い流したあとにもぬるつきが残ることがあり、「洗った気がしない」と感じる方もいます。
さらに、アミノ酸系シャンプーには高い保湿効果を期待できるのですが、保湿成分が髪に蓄えられるため髪が重いと感じることもあります。

このように、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーであってもデメリットはありますので、高級アルコール系シャンプーからの切り替えをお考えの方は、この部分についても知識として頭に入れておきましょう。

アミノ酸シャンプーはこんな人におすすめ!

それでは、アミノ酸系シャンプーはどのような人におすすめで、どのような人にはおすすめできないのでしょうか。アミノ酸系シャンプーの使用をお考えの方は、まずはご自身がどちらに該当するのかよく確認した上で、切り替えを検討してみることをおすすめします。

アミノ酸系シャンプーがおすすめな人

    • 乾燥肌の人

アミノ酸には保湿効果を期待できますので、頭皮の乾燥でお困りの方には特におすすめです。乾燥肌は表皮のバリア機能が壊れてしまった状態であるため、放置していると敏感肌による頭皮の痒みや抜け毛などの症状が起こることがあります。

顔の皮膚が乾燥しやすいという方は頭皮も乾燥している可能性がありますので、早めにアミノ酸系に切り替えて乾燥肌の改善を目指すと良いでしょう。

    • 髪と頭皮をやさしく洗いたい人

高級アルコール系シャンプーでは頭皮への刺激が強いと感じている方、あるいは皮脂が取れすぎて不安という方にもアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

    • 髪の毛のしっとり感が欲しい人

ドライヤーの熱や紫外線の影響を受けると髪の水分が抜けて、ぱさつきや静電気が気になることがあります。このような状態の髪は枝毛や切れ毛ができやすい状態ですが、アミノ酸系シャンプーを使用することがその予防や改善に役立つでしょう。

    • 髪の毛のボリュームをおさえたい人

アミノ酸成分が髪に浸透すると髪が落ち着き、ボリュームをおさえる効果が生まれます。特に毛量が多い人や髪が太い方の場合ではボリュームかありすぎて困ることがあるのではないでしょうか。そのような方は、ひとまずアミノ酸系シャンプーに切り替えてみることが望ましいといえるでしょう。

    • 髪の傷みが気になる人

アミノ酸系シャンプーは、ドライヤーの熱や紫外線だけでなく、パーマやカラーリングで髪が傷んでいる方にもおすすめです。アミノ酸系シャンプーを使用しても、すでにできている枝毛や切れ毛を修復することはできません。

しかし、アミノ酸成分で髪を保護することが新たな枝毛や切れ毛の予防には役立ちます。枝毛や切れ毛で毛先がボロボロになってしまっている方は、とりあえずその部分をカットしてからアミノ酸系シャンプーを使用してみると良いでしょう。

アミノ酸系シャンプーがおすすめでない人

    • 体質的に脂性肌の人

男性は女性の約20%程度皮脂の分泌量が多いといわれています。そのため、アミノ酸系シャンプーを使用すると頭皮のべたつきが気になることがあります。つまり、過剰に分泌された皮脂を綺麗に取り除くことができない可能性があるということですね。

男性でなくても、綺麗に頭皮を洗ったつもりでも洗い上がりの頭皮のべたつきが気になるという方は、皮脂の分泌量が多い可能性が考えられます。このような方がアミノ酸系シャンプーを使用すると、余分な皮脂による脂漏性(しろうせい)皮膚炎のリスクが高まるだけでなく、頭皮から臭いが発生するリスクも高まります。
このような方にはアミノ酸系シャンプーではなく、別の種類のシャンプーがおすすめできるでしょう。

    • 髪の毛が細い・少ない人

もともと髪のボリュームが少ない方がアミノ酸系シャンプーを使用すると、髪がペッタリと落ち着いてしまって、必要以上に髪が少ない印象になってしまうことがあります。

    • ヘアワックスを頻繁に使う人

アミノ酸系界面活性剤は洗浄力が強いタイプではないため、ヘアワックスやスプレーを完全に落としきれないことがあります。
これらを頻繁に使用する方の場合では、アミノ酸系シャンプーよりもやや強い洗浄成分が配合されたシャンプーのほうがおすすめできるでしょう。

せっかくアミノ酸シャンプーを買うならしっかりしたものを選ぼう

アミノ酸系シャンプーが頭皮や髪に優しいということがわかりましたので、これなら使ってみようとお考えになった方も多いのではないでしょうか。
そこで注意していただきたいのは、アミノ酸系シャンプーを選ぶ際には高品質の製品を選ぶということです。

まず、アミノ酸系シャンプーを選ぶ際には、”アミノ酸系”という言葉だけに踊らされないように注意しましょう。それは、アミノ酸系を謳っているのにも関わらず、配合成分をよく確認してみたところ、実は石油系成分がたっぷりと配合されていたということが実際にあるからです。

「ラウリル硫酸ナトリウム」
「ラウレス硫酸ナトリウム」
「ラウレス硫酸アンモニウム」
「セタノール」
「ステアリルアルコール」
「ラウリルアルコール」

などの成分は、すべて石油系成分です。
アミノ酸系として販売されていても、これらが配合されているシャンプーは高級アルコール系シャンプーと捉える必要があるでしょう。
なお、シャンプーに配合されている成分は配合量が多い順に表示されていますので、製品選びの際には成分表示をしっかりと確認しましょう。
なお、アミノ酸系シャンプーには以下の天然由来界面活性剤が配合されています。

「ココイルグルタミン酸TEA」
「ラウロイルメチルアラニンNa」
「ラウロイルメチルアラニンNa」
「ココイルメチルタウリンNa」
「ラウロイルメチルタウリンNa」
「ココイルメチルアラニンTEA」

これらが代表的なアミノ酸系界面活性剤ですので、製品選びの際の参考にしてみてくださいね。

私はガツっと皮脂を落としたい!という方は石鹸シャンプーがおすすめ

ガッツリ皮脂汚れを落としたい方には高級アルコール系シャンプー…ではなく、石鹸シャンプーがおすすめです。
それは、石鹸シャンプーに歯石油系成分が配合されていないのにも関わらず、高い洗浄効果を期待できるからです。
石鹸シャンプーに配合されているのはカリ石鹸素地という界面活性剤ですが、この成分は天然油脂を原材料としているため、アレルギーや肌荒れなどのリスクが低いという特徴があります。

ただし、皮脂を落としすぎてしまうと乾燥肌や敏感肌のリスクが高まりますので、石鹸シャンプーを使用するのなら、頭皮や髪の状態をよく確認しながら少しずつ慣らしてみることをおすすめします。

まとめ

アミノ酸系シャンプーに数々のメリットがありますので、シャンプーを変えてみようという方はこのシャンプーも候補に入れて製品選びを行ってみましょう。
しかし、メリットが多いアミノ酸系シャンプーであっても、デメリットがまったくないわけではなく、合う人や合わない人がいることは事実です。

とりわけ皮脂分泌量が多い方の場合では、このシャンプーの使用で汚れを完全に落としきれない可能性が考えられます。そのような方には石鹸シャンプーがおすすめできる場合がありますので、ご興味がある方はひとまずこちらのシャンプーを試してみてはいかがでしょうか。

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