

こういった疑問にお答えします。
目次
髪がパサつく…もうイヤ!
女性だったらしっとりと潤いのある、しなやかな髪の毛に憧れますよね。「髪は女の命」とは昔からよく言ったもので、ツヤめく髪になれるだけであなたの美人度はぐっと上がるはず。
でも、パサつきがどうしてもおさまらない…そんな時はまず髪がパサつく原因から探っていきましょう。
意外な部分でヘアダメージを与えてしまっていることもあると思います。こちらの記事では、
- 髪のパサつきの原因と対処法
- 髪がうるおう習慣やヘアケアについて
- 乾燥を防ぐために使いたいおすすめアイテム
以上を解説していきます。
ぜひ参考にして、あなたの美髪を取り戻してくださいね!
髪のパサつきの原因は何?
髪の毛がパサつく原因は大きく分けると2つあります。ひとつは髪の毛そのもののダメージ、そしてもう一つは頭皮環境によるもの。
しっとりとまとまりのある髪になるには、この両方をバランスよく考えてあげることが大事です。
ここから先では髪のパサつきの原因と対処法について解説していくので、もしもあなたが意識していないことが出てきた場合は、ぜひ普段のヘアケアに取り入れてみてくださいね。
髪のパサつきの原因と対処法【髪の毛】
ここでは髪の毛そのもののダメージについてみていきましょう。今まで髪に良かれと思ってしてきたことも、意外と間違ったケアである可能性もあります。
「問題ないな」と思える部分は読み飛ばしながら、ザザッと確認していきましょう!
ヘアカラーリングやパーマによるダメージ
カラーリングで染めたり、パーマでヘアスタイルを作っているなら髪はそれなりに傷んでいるはずです。
ヘアカラーもパーマ液も共通して「ジアミン」という成分を使っています。キューティクルは髪の毛の表面をうろこのように守ってくれていますが、ジアミンの作用によって硬いキューティクルを剥がし、髪の毛の内部を染めたり形を整えたりしているんですね。
問題はそのあと。キューティクルが開いてしまっているので髪の内部の水分が蒸発しやすくなっています。

対処法
トリートメントやヘアパックでうるおいの補給と保湿をすることが大事です。
でも髪の毛は死んだ細胞なので、基本的に一度傷んでしまうと元通りにはなりません。なので特に傷みがひどくパサついている部分はヘアサロンで毛先カットしてもらうのが最も効果的です。
髪の毛の乾かし方、合ってますか?
お風呂や洗髪のあと、あなたはどうやって髪を乾かしていますか?
タオルドライをゴシゴシとしているならNGです。摩擦は髪の毛にダメージを与えるので乾燥しやすくなってしまいますよ。
また、ドライヤーの熱が良くないと思って自然乾燥させるのもNGです。湿気がこもって雑菌が繁殖し、かゆみを感じるといった頭皮環境の悪化が考えられます。
対処法
タオルドライはおさえるように優しく。
そしてドライヤーを使って乾かしましょう。
もちろん近づけすぎて熱を与えすぎたら乾燥します。適度な距離感で負担のないよう乾かすのがポイントです。
また、ドライヤーにはこだわっても良いかもしれません。マイナスイオン機能、温度調節機能、遠赤外線機能など美肌効果が期待できるアイテムもあるので、ぜひお気に入りのドライヤーを見つけてみましょう。
紫外線対策をしましょう
髪の毛も紫外線を浴びれば日焼けしてダメージを受けます。キューティクルがはがれやすくなってパサつくので、特に夏場はしっかり対策したいもの。
紫外線対策というと顔やお肌を想像しがちですが、これからは髪の毛にも目を向けてみてくださいね。
対処法
外出時は帽子をかぶるか、日傘をさしましょう。
スプレータイプの髪の毛用日焼け止めもあるので、活用してみてください。
洗い流さないトリートメントも、UVカット成分入りのものがあります。ヘアケアとあわせて紫外線対策も同時に行ってしまいましょう。
ブラッシング丁寧にやってますか?
髪の毛が乾燥してパサつくと、手グシ通りが悪くなったりブラッシングが引っかかりやすくなったりします。
でも、ここで絶対に力任せにしないこと!急いでいる時のイライラや丁寧にやるのがめんどくさい気持ちはとてもよくわかりますが、力を入れすぎてブラッシングすれば髪の毛は簡単にブチブチと切れてしまいます。
切れなくても、伸びてチリチリになったりしますよね。こうなるともうその部分は傷んだまま。取り返しがつきませんよ。
対処法
指通りが悪いのは髪が傷んでいるのが原因。なので地道なヘアケアは行なっていくとして、ここではブローとブラッシングのコツを。
まず、ブラッシングはある程度髪が乾いた状態で行いましょう。お風呂の後まだ濡れた髪だと摩擦が大きいので引っかかりやすいです。
ドライヤーの最後は冷風で仕上げるのもコツです。髪のサラサラ感が増して通りが滑らかになります。
ブラッシングは毛先からはじめて、徐々に根本へ向かいましょう。いきなり根本からごそっと攻めるのは絡まるリスクが高いです。
最後に、ブラシは目の粗いものを使いましょう。どうしても目の細かいブラシを使いたい場合は2種類を使いこなしてみてください。
食事はバランスよく摂りましょう
食生活が不規則になってはいませんか?「きちんと3食すべて理想的なバランスで…」なんて考え始めると苦しくなってしまうのでおすすめできませんが、ぜひ出来る範囲で栄養のバランスを意識してみてください。
いくらヘアケアしていても、髪の毛を日々つくっているのは私たちが摂っている食べ物、すなわち栄養です。
そう言われて「ジャンクフードやお菓子が多いかも…」と感じるようであれば、今日から改善してみましょう!
対処法
「バランス良く」というと野菜ばかりを考えがちですが、 実際に髪の毛を作っているのはたんぱく質。なのでお肉や魚、卵、大豆、乳製品などは外せない食材です。
あとはわかめやひじきなど海藻類に含まれるヨード(ヨウ素)も大切な栄養素と言われています。体内のアミノ酸から髪のケラチンを再構築するときに必要なんだとか。
もちろん野菜や果物からビタミンを取ることも大事です。ビタミン類は栄養の吸収を助けてくれるので、積極的に摂りましょう。
とはいえ、食べ物には人それぞれ好き嫌いもあります。もし難しいようならサプリメントで足りない栄養を補助するのもありだと思います。
睡眠不足は美髪の大敵
現代の女性は仕事に育児に学業に忙しいもの。十分な睡眠時間が取れないことも多いと思います。
でも、髪の毛の細胞を作っているのは他でもない、眠っている時間です。この間に人は脳から成長ホルモンを分泌し、活発に細胞分裂を繰り返していると言われています。
どんなに忙しくても、眠る時間はしっかり確保したいものですね。
対処法
特に重要なのは眠りに入ってからの4時間と言われています。この間は「ゴールデンタイム」または「シンデレラタイム」などと呼ばれていて、成長ホルモンが特に多く出ているんだそうですよ。
なので、睡眠時間は最低でも4時間はとりましょう。
さらに睡眠の質をよくすることも大事です。寝る前のスマホは控え、布団に入る前はあらかじめ照明を暗めにしておくなど身体がスムーズに眠りに入れるよう準備を整えましょう。
お酒の飲み過ぎは良くないかも…
お酒は美味しいし楽しいです!適量であれば血行促進効果が期待できるので良いことづくしのようにも思えます。
でも、量を飲みすぎてしまうと髪の毛の成長に良くないことが分かっています。そのメカニズムはアルコールを分解するのに「システイン」というアミノ酸が使われる点です。
システインは髪の毛を構築する大切な栄養素でもあるため、アルコールの分解に使われてしまうと髪が作られなくなってしまうんですね。
対処法
お酒は控えましょう。

髪のパサつきの原因と対処法【頭皮環境】
髪の毛がパサついていると、どうしても髪そのものばかりをケアしがちです。
洗い流さないトリートメントをたくさん使っても、どんなにヘアオイルで保湿しても、髪の毛の土台が良くないようではパサつきを改善できません。
頭皮環境を整えて、強くすこやかに生えてくるよう髪の毛をサポートしてあげたいものですね。
そのシャンプーで大丈夫ですか?
あなたはシャンプー何を使っていますか?ドラッグストアに売られている大量生産の市販シャンプーは、洗浄力が強すぎるため頭皮を乾燥させてしまいます。
大事なのは皮脂を落としすぎないこと。皮脂は悪者ではなく、頭皮のバリア機能をサポートしてくれる大切な存在なんですよ。
シャンプーには洗浄力が優しめで、できれば防腐剤やアルコールなどの刺激成分が入っていないものを使いたいですね。
対処法
おすすめはアミノ酸シャンプーです。アミノ酸シャンプーは洗浄力が控えめなので、頭皮にとって余分な油汚れだけをすっきりと落としてくれる低刺激なシャンプー。
ちょっとお値段が高めですが、そのぶん成分配合にもこだわって作られていることが多いので、無添加系やオーガニック系、ノンシリコンといった頭皮に嬉しい商品が多いんです。
こちらは当サイトがおすすめするアミノ酸シャンプーランキングにて詳しくお伝えしているので、ぜひ参考にしてくださいね。

シャンプーは1日1回が基本
1日の始まりが朝のシャワーという方は多いのではないでしょうか。でも、夜のお風呂とあわせて1日2回もシャンプーするのはちょっと多すぎかもしれません。
これは洗浄力が強すぎるシャンプーを使うのと同じことで、洗いすぎによって皮脂がごっそり落ちてしまい、乾燥を招くケースがあります。
そして皮脂が不足すると、頭皮は必要な分を補充しようとして皮脂を過剰に分泌してしまうんです。
こうなると頭皮環境は悪化してしまい、うるおいのある元気な髪の毛が育ちにくくなってしまいますよ。
対処法
シャンプーは1日1回まで。もし朝シャワーに入る習慣があるなら、朝は湯シャンのみにしておきましょう。
シャンプーを使わなくても、寝ている間の汗汚れ程度なら簡単に落ちます。
スカルプケアを始めてみよう
もしも髪のパサつきだけでなく頭皮そのものの状態が悪いと感じているなら、スカルプケアの習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
スカルプケアは薄毛や白髪の人だけがするものではありません。予防になりますし、何より健康な美髪を作る意味では全ての女性におすすめな美容法です。
対処法
まずはスカルプケアシャンプーを使いましょう。スカルプシャンプーは先ほども話のあったアミノ酸系シャンプーですが、さらに髪の毛の栄養となるヘアケア成分が配合されています。
元気で健やかな状態を整えるのに役立つので、頭皮ケアにはスカルプシャンプーを使いましょう。
頭皮マッサージはおすすめのケア方法
髪の毛や毛根に栄養を運んでくれるのは血流です。この血流が悪かったら…髪も栄養不足で元気がなくなってしまいますよね。
そこでおすすめなのが頭皮マッサージです。血行を促進してめぐりを良くする効果が期待できますし、頭皮自体が柔らかくなって髪の毛の土台がふっくらします。
さらになんといっても気持ちいいので、リラックス効果も抜群。「最近凝り固まってるな…」と気になる方は試してみてくださいね。
対処法
頭皮マッサージは自分で行えば気楽でお金もかかりませんが、プロに施術してもらうヘッドスパは別格の気持ち良さです。
それなりに料金はしますが、月に一回程度の自分ご褒美として捉えてもいいと思います。初回はお安く試せたりもするので、興味があったらチェックしてみてください。
自分でマッサージしてみるならこちらの動画を参考に↓
体が水分不足だと乾燥するのは当然
スキンケアや頭皮ケアをしていてもなかなか潤いが戻らない…そんなあなたは、ちゃんと水分を摂っているでしょうか?
最も効果的なのは実は体の内側からのケアです。頭皮にうるおいを与えてしっとりさせたいなら、まずは水をたくさん飲んで体の中を「満ちた状態」に整えましょう。
対処法
一度にたくさんの水を飲むよりは、こまめに少しずつ飲むのが効果的です。全体量の目安は1日2リットルほど。
継続が大事なので、常に水を持ち歩くことを習慣づけてください。当然ですが、ジュースなど甘い飲み物はカロリーの取りすぎになってしまうので注意が必要です。

髪質改善には時間がかかる!地道に継続ケアを
もしも記事を読んで「これ、やってみようかな」と思えるものを見つけたら、まずは地道に継続してみてください。
髪質の改善は数日や数週間で達成できるものではありません。数ヶ月や半年ほどかけてじっくり取り組んでこそ変化を実感できるものです。
ちょっと実践してみて「効果がない」とやめてしまうのではなく、とにかく続けること。髪の毛の毛周期サイクルは2年程度と言われています。ぜひ気長に、でもモチベーションを保ちつつ美しい髪を育んでいきましょう。
まとめ
今回は髪の毛のパサの原因と対処法について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
はじめにもお伝えしましたが、髪は女性のとても大事な武器です。髪の毛がツヤめいて美しく見えるだけで、その人の魅力も3割増しくらいに上がるといってもいいでしょう。
この記事を参考にして、パサパサヘアーから卒業してくださいね。
